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2016/02/29 21:15

樹之香のアクセサリーを作るうえでとても気にしてこだわったパーツは、屋久杉で作った部分と紐やチェーンなどとつながる金具です。木でアクセサリーを作る人のほとんどの作家やデザイナーは汎用の金具ではどうしても限界というか、物足りなさ、デザインの陳腐化を招くことを知っています。でも小さなパーツをデザイン起してオーダーするというのはコスト的にも見合わないというのが現状です。

でも木をアクセサリーにするというのは、ぶら下がることが多く、したがって木と紐やチェーンとを繋ぐ挽物(ひきもの)とかヒートンと言われる小さな金具はとても重要で、汎用の金具を使用するのは抵抗がありました。汎用の金具ではその大きさや、形状がどうしても似てしまい、おしゃれなペンダントトップやストラップに合う木を削り出しても、ヒートンに特色やこだわりのないものを見てしまうと残念でたまりませんでした。それと木と紐やチェーンのように異なる材質のものとを繋ぐわけですから、なるべく違和感のないデザインにしなければなりません。また木材と金具を繋ぐので、簡単には抜けないということも重要です。
まだ駆け出しの頃、制作できるアクセサリーの数も種類もまだ少ないのに、いくつかの小さなパーツだけは無理しましたが特注しました。
そこのこだわりを理解してくれるお客さんはまずいないのですが、同業者ならわかってもらえるはずだと思います。
紐が通る部分が完全なO環です。C環のように一部が切れた状態になっていません。完全にO環と木ネジが繋がっています。天然石用や真珠のヒートンを木のアクセサリーに使う人もいますが、ねじ山が浅いのと、ネジ部分が短いため抜けやすいです。これは私も何度も経験していますが木と金属ですから、ねじ山の浅いヒートンでは木が負けて、簡単な引きの負荷で抜けます。瞬間接着剤を使っても抜けやすいです。

まず抜けないために、木ねじの部分のピッチを広げ、ネジヤマの高さも高くしています。ねじ込んだときに力がかかってもねじ切れない様にリングとネジの接続部分を強化してもらいました。もともと2mm~3mmの革紐を通すことを想定していましたので、写真でその形状をお確かめ下さい。
ここがその他汎用のヒートンでは得られない特徴です。
同業者だけでなくハンドメイド作家の方々でも、汎用ヒートンがカッコ悪いなあと思っている人はたくさんいるはずです。
私の分がなくなっては元も子もありませんので、数量限定でお譲りします。再出品は絶対にありません。