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2020/03/26 15:21

木のアクセサリーを検索するといろいろ出てきます。エゴサーチではないんですが時々検索していますがとても可愛らしいものが多いです。そんな中私らは屋久杉を切削、研磨、仕上げまで行っていますので、木のアクセサリーとかウッドアクセサリー呼ばずに屋久杉アクセサリーと固有名詞で呼べるものを作っているんだと自負しているところです。

そこでどうしても興味、話題に上がるのが屋久杉の特徴や屋久杉の杢目、価値観ということになります。屋久島の山岳地で樹齢1000年以上の自生する杉・・・と以前にも記したんですが、今回はその木や杢目のグレードみたいなものについて記すことにしました。

私が木製品や屋久杉商品を説明するときに例に出すのは魚です。魚はいろんな種類がありますが、選別した後、商品価値が相当低いものなどはまとめてカマボコやペットフードその他の加工用に回すらしいのです。これは一匹いくらという勘定ではなく、キロもしくはトンあたりいくらという換算レベルで、木でいうところの紙や燃料として消費するようなものです。

時々希少な屋久杉をぜいたくに使ったと宣伝する商品に出会いますが、他人の商売に口を出すつもりはないのですが「おいおい」という商品が多々見られます。

一匹いくらとか一本いくらとセリで値段がつくようになると種類や品種がはっきり明示されるようになります。そして産地の表示でブランド化されていくわけです。大分県の関サバや青森県の大間のマグロです。屋久杉はそれらと同様の著名なブランドといえます。屋久杉をマグロに例えるとわかりやすいです。

マグロを解体したら、頭や骨を外していくとまず赤身の部分とトロの部分に分けます。トロと赤身の中間を中トロとしますが、明確な境界はありませんので、慣例というか、さばく人の感覚で切り分けます。

屋久杉も同じで一本の屋久杉の中には白くて柔らかい部分と樹脂がたっぷり詰まって木目がいかにも高価っぽい部分とその中間みたいなところが混在しています。もちろん捨てざるえない使えない部分も入っています。

私は白くて柔らかい部分で木目が直線的ないわゆる面白みのない部分をマグロの赤身と例えています。それでも屋久杉ですし希少なんです。マグロの赤身だっておいしいじゃないですか。屋久杉の個体にもよりますが、一本の中の七割から八割くらいが赤身レベルと表皮や節などの使えない部分になるかもしれません。

樹脂がたっぷり詰まって木目が複雑なうえに希少性が高い部分が大トロ。その中間で木目が面白く現れ、樹脂は詰まって入るんですが大トロと呼ぶまではいかないが、かといって白木の部分と比べると商品価値が高いだろうという部分を中トロ。もちろん大トロよりの中トロも、赤身に近い中トロや、中トロに近い赤身もあると考えるとわかりやすいです。泡瘤やウズラ杢、ブドウ杢と呼ばれる部分は完全な大トロです。

中トロ、大トロの部分は残り三割くらいあるかないかで、ほとんど赤身の塊もあって、木を実際に割ってみないとその価値がわからないのでギャンブル性が高いセリになります。そこは長年の経験とキャリアが物を言ういぶし銀の世界でなので、セリは真剣に品定めが行われます。

これらを使ってハンドメイド商品を作っているので、同じ木目は存在しない上に、同じ大きさや形に切り分けて量り売りしているわけでもないので、この大きさでこの杢目、この形にするまでの手間や時間、その他店の維持費、梱包資材や店の利益や材料の仕入価格などなど考えたら値段の付け方に悩んでしまって苦労が絶えません。

特に同じ木目が存在しないので、どうしても一点ものになってしまい、同一形態、同一価格にするのはどうしても難しくなります。

ということで紹介する商品は、四角柱のノンホールピアス。材料的には赤身の中トロ側とでも表現できそうな部分で、樹脂がたっぷり含まれています。しかしこれだけ小さなパーツになると木目の趣や迫力は伝わりませんが、緻密さみたいなものが十分伝わると思います。光の加減でタイガーアイのような不思議な光の濃淡が現れています。