屋久島の山岳ガイドが作るアクセサリー

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2020/07/31 20:20

先日来店した女性がペンダントトップ用に作ったパーツをピアスにしたいというので、もう一つ同じように作ってくださいとイージーオーダーを受けました。ちょっと大きめで5センチのピアスはなかなか存在感を主張するので、沢山は作っていませんでした。同じものをと言われると、その時の作業のノリが違うのでなかなか難しいものです。特に屋久杉はカットした時の年輪幅、年輪の傾き、色や樹脂の量やニオイなど千差万別。似たものでいいならという条件で作りました。

私の作るものには型紙やテンプレートはほぼなく、木のなりというか割れ方や削れ方に沿って作るものがほとんどで、左右の形や色が違うのが普通です。

長くデザイン業界にいた経験から言うと、プロダクト製品(工場で規格通りに作るもの)の場合、同一感が求められ、誤差の範囲0.01~0.1ミリ単位という微小単位で小さいものです。ハンドメイド製品は規格があっても誤差は大きく、ミリ単位の違いはアジとか個性、ばらつきの許容範囲が多きく、もともと材料が均一ではない自然のものを扱うので、誤差があって当たり前でもあります。誤差は小さいに越したことはありませんが、微妙な違いを人間の目と脳は見抜きます。特に小さいものの大きさや角度は0.1ミリ単位、0.5度ていどの傾きも違和感を覚えます。なので、あえて左右揃わない違うものと認識させる方が違和感がありません。アンシンメトリーというやつです。

今回似たような大きさ、色形に近づける努力はするけど、揃うことはないからと前もって言っておいて、似たような形、大きさから二つ選んで購入いただきました。さてそれじゃ今回の商品は選ばれなかった商品の残り物か?思われがちですがそれは違います。作者的にはこれが一押しですと紹介したのですが選ばれなかった組み合わせです。

作家やハンドメイド製品を販売する人の多くは「なぜこのかっこよさをわかってもらえない?」「この質感は最高なのに・・・」という一押し、二押しが一番先に売れない、三押し、五押しの方が先に選ばれてしまうことは往々にしてあります。本当に「なぜ?これが選ばれないの?」なのです。

このシリーズ仕上げていないものも併せていくつか作ったので、まず一押しのいい木目、いい色合いの作品No2を紹介します。

耳元を露出しがちな季節に、大きさ、質感、存在感・・・かなり主張します。一点ものですので、だれかとかぶることは絶対ありません。

ご注文の時にピアス・イヤリング金具を取り付けて発送いたします。

サイズは木部の長さ約4.5センチほどで幅1.2センチほどです。天然石の交換はご相談の上。オーダーも可能です。お気軽にお問い合わせください。