ペンダントの仕上げについて革紐編その1 | 手作りアクセサリー樹之香

2021/08/10 11:16

このゴツイペンダントトップですが、元々大き目のヘアゴムかバレッタにしようと思っていたのですが、存在感がすごいので、ステンレス金具を付けてペンダントトップにしました。色目も木目の向きや緻密さもバッチリ。屋久杉のいいところを現すカッコいいペンダントトップに仕上がっています。

ペンダントの大きな構成要素は、ペンダントトップ・紐の材質や太さ・紐の編み方やその他の装飾ビーズ・紐の端末処理方法・端末金具やアジャスターです。以前も書きましたが、アクセサリーの多くはぶら下がることが多いので、これらの構成要素をどんなデザインで仕上げるかを考えながら仕上げます。
順番はトップを作ってからそれに合うデザインを考えることもありますし、全体をスケッチしてからトップを作り上げることもあります。紐や金具はある程度在庫してある中からセレクトします。なので紐や糸、パーツの種類が多くなります。一々デザインしてからパーツを取り寄せるのでは、時間がかかってしまいます。すべてオーダー仕上げで、時間に余裕があればそれも可能ですが・・・・。
機之香のペンダントの製作過程は、まずは私がイメージしながらトップを削って磨いて、それに合う紐や仕上げ方で家内が商品化することが多いです。私のイメージで仕様を決めるか、家内から大きさと形をリクエストすることも多々あります。

そんな中でゴツイペンダントトップシリーズは、トップの大きさと存在感が強いので、細い紐や華奢なチェーンでは全然マッチしません。なので太い紐や太く編み上げる仕上げ方が最適です。
組み合わせる素材は以下の4択になると思います。
1.太い革紐
2.太い麻紐・綿紐
3.太いチェーン
4.その他ビーズでつなぐ

その中で今日は革紐の仕上げ方の説明をします。革紐は主に平紐・丸紐・編み紐で、無塗装・エナメル塗装・スエード・染めなどあり色も多彩ですが、黒や茶系の物が好まれる傾向が強いです。もちろん原色からビビットカラーまでありますが、当店はレザー専門店ではないのでこれを無尽蔵に在庫することもできません。
革のグレードや下処理・原産国などによって価格が大きく変動します。しかし低品質な物で仕上げると、ニオイや色落ち、ひび割れ・太さの不均一などがあって、よほどの信頼関係がなければ仕入は大きな賭けになります。また保管方法が悪い中で長期在庫すると、カビを発生させたりすることもあります。革製品のカビは拭いた程度では収まらず、相当深部にまでカビが入り込みますので、その後再発生することやニオイが付いてしまうこともあって、大量仕入れは確かに単価は下がりますが、専門店でない限り通気と湿度管理・保管場所の確保が大変です。
少し業者よりの話になりましたが、一般のお客様も革製品の保管には気を付けてください。まずは通期のいい場所、適度な湿度、使用後の汗の拭き取りと乾燥です。装着による皮脂、汗は虫、カビの栄養に一番適しているかもしれません。