yakushima kinoko

手作りアクセサリー樹之香

ハイブリット五右衛門風呂その2

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    春から秋まで、風呂を洗って水を張り、薪を燃やし始めてから入浴するまでの時間は真夏で2、30分。その後入浴して晩酌・・・ワシはその1時間が待てないので、まずはすきっ腹にビール飲んでからフラフラしながら火を焚くのだ。

    しかし秋深まり真冬の冷たい水からでは1時間半程度かかる。薪を釜に入れ火をつけるとだいたい始めの薪が燃え尽きるのは30分ほどなので、3回くらい薪をくべたあと入浴できるようになる。入浴後のビールがうまいのはわかっているが絶対に待てないので、やっぱりまずはビールである。

    真夏は水シャワーを浴びるので、時々しか風呂は焚かないが、夏のシャワー使用のガス代がバカにならない。家族3人が10分、15分シャワーの水を流しっぱなしだと高額なガス代の請求書が届いくのである。

    数年前の正月、浴槽から水漏れが発生して、風呂釜にぽたぽた、ジワーっと水が流れ出てくくるようになり薪を燃やす釜全体が湿って燃やしても燃やしてもタチタチと落ちてくる滴で火が燃えにくくなった。

    さらに湿った薪は大量の水蒸気を発生させ、煙突と煙道に煤が付着、更に掃除がしにくい構造の煙道だったので、煤掃除が思うようにできず、今までより全然燃えなくなってしまった。

    浴槽のタイルの割れ目をコーキングしたり釜とタイルの継ぎ目をコーキングしたりしたがやはり、浴槽に水を張ると釜に滴が落ちてきてしまい薪が濡れてしまい非常に燃えにくく、入浴まで相当な時間がかかるようになってしまった。シャワーで夏、秋までやり過ごし、その間何度か怪しい個所をコーキングしたりもしたがやはり解決せず、水漏れ箇所は何か所かに及び、割れ目数か所からと風呂の水抜きパイプの接続付近であることがわかってきた。水抜きパイプにその内径にほど近いアルミパイプを打ち込んでみたら、そこからの水漏れは収まったがやはり割れ目からの水漏れは収まらなかった。その後煙突と煙道にダチクを突っ込んで掃除を繰り返したら、もとどおりの力強い炎が蘇ってきたが、いかんせん水漏れは解決せずに、冬になり暖かい風呂が恋しかったが、なんとなくシャワーで乗り切ったら、やはりガス代の請求書が相当跳ね上がり、結局2シーズン目の冬、こりゃたまらんと左官屋さんにSOSを発し、何か所かの亀裂を修繕してもらうに至った。

    久しぶりの入浴はやはり気持ちがよかった。

    その後、冬の入浴はまず湯沸かし器で適温のお湯を、数分間ある程度貯めながら薪を燃やし、入浴できそうな温度に達したら水を足しながら入浴するようになった。それなら沸き上がるまで20、30分で済む。



    ?であるならばそこに太陽熱温水器で昼間に沸かしたお湯を張るというのはどうだ?設備にお金はかかるかもしれないけど燃料費の節約になるんじゃないの?

    ということでハイブリット五右衛門風呂の実現を目指すことにしたのだった。



    これって流行るんじゃないの?

    よっしゃ、信者は少ないだろうけれど、ハイブリット五右衛門風呂のカリスマになってやる。






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    y-kinoko
    代表の清田治樹です。屋久島ガイド樹之香の屋号を掲げながら、年間70日~100日ほど白谷雲水峡やヤクスギランドなどを案内しています。その傍ら屋久杉の手作りアクセサリーの店を営んでいます。
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